<ext> <path> <args> ...ここで <ext> は画像ファイルの拡張子、 <path> はフィルタプログラムの絶対パス、 <args> には引数を指定します。引数のどれかは '$' でなければならず、これが読み込みたいファイル名に置き換えられます。<path> の先頭の '~' はホームディレクトリに、'@' は ToyViewer.app/Resources のパスに展開されます。また、行の先頭に '#' を置くとコメントとなります。以下に例を示します。
jfif @/djpeg $ ras /usr/local/netpbm/bin/rasttopnm $ sgi /usr/local/netpbm/bin/sgitopnm $ g3 /usr/local/netpbm/bin/g3topbm -reversebits $ qwe ~/Unix/bin/qwe2ppm $ -この方法で指定した変換方法は、ToyViewer.appであらかじめ用意した表示方式に優先します。例えば、gifという拡張子についての指定をファイルに記述しておけば、その指定した方法で変換、表示されます。
また、ImageViewer.app, OmniImageFilter, McFilterなどのフィルタサービスを提供するプログラムがインストールされていれば、これらのプログラムの提供する形式(例えば Mac paint, sun rasterなど)のファイルもオープンできます。ただし、これらの中には正常に機能しないフィルタもありますので注意して下さい。
以上の方法で表示可能になった画像ファイルをオープンするには、メニューの「ファイル/オープン」から指定するか、画像ファイルのアイコンをToyViewer のアイコン上に Command-ドラッグ(Commandキーを押しながらドラッグ)&ドロップします。 アイコンをダブルクリックしても、ToyViewerは起動しませんので注意して下さい。
画像ファイルが壊れているなどの理由でサービスが失敗した場合、サービスを要求したアプリケーションにはエラーを示す小さな代用のイメージが返されます。
また、上記の方法で他の画像形式のフィルタプログラムを ToyViewer から使えるように設定した場合、これらの形式の画像もフィルタサービスから利用できるように設定できます。このためには、~/Library/Servicesに ToyViewer.service というファイルを作成します。
今、前項の例で追加した拡張子の画像ファイルに対してフィルタサービスが使えるようにするためには、ToyViewer.serviceに以下のように記述します。
Filter: convertToTIFF Port: ToyViewer Send Type: NXFilenamePboardType:jfif Send Type: NXFilenamePboardType:ras Send Type: NXFilenamePboardType:sgi Send Type: NXFilenamePboardType:g3 Send Type: NXFilenamePboardType:qwe Return Type: NXTIFFPboardType Timeout: 60000このファイルを作成した後、ToyViewer を起動しなおせば、フィルタサービスが利用できるようになります。
#!/bin/sh echo "P5 320 200 255" cat $1次に、"~/Library/ToyViewer/rc.arch" というファイルを編集して次の行を追加します。
gs ~/Unix/sh/gstoppm.sh $もし、"gs"イメージについてフィルタサービスも利用したいならば、"~/Library/Services/ToyViewer.service" を以下のように作成します。
Filter: convertToTIFF Port: ToyViewer Send Type: NXFilenamePboardType:gs Return Type: NXTIFFPboardType Executable: /LocalApps/ToyViewer.app/ToyViewer Timeout: 60000これで ToyViewer を起動しなおせば、"gs"ファイルをToyViewerで表示できるようになります。