ToyProjector Version 0.3

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プレーンテキストを使う

概要

ToyProjector では、プレーンテキストをプレゼンテーションにそのまま利用できます。
ここでは、プレーンテキストを利用する際に注意しなければならない点と、 フォント、行間隔、背景色などの設定について説明します。

項目目次


プレーンテキストの表示方法

設定パネルとインスペクタ・パネル

シナリオ用ウィンドウの上部のボタン(下図の(C))を押すと、 インスペクタ・パネルが表示されます。インスペクタ・パネルは 各シートごとの設定を変更するために使います。インスペクタ・パネルは、 1枚しか開きません。
また、ボタン(D)を押すと設定パネルが表示されます。 設定パネル(下図参照)はシナリオ全体に対する設定を行います。 設定パネルはシナリオ用ウィンドウごとに1つ用意されます。

設定を変更した場合、パネル右下の「設定」ボタンを押します。 「設定」ボタンを押す前であれば、「元に戻す」ボタンで変更前の状態に戻せます。

行間隔、文字サイズ、フォントの指定

設定パネルの「プレーンテキスト」という枠の中のスライダで 行間隔と文字サイズが指定できます。 これらを変化させることで、表示される際の1行あたりの文字数、 表示可能な行数も変化します。

枠内には、現在使われているフォント名が表示されています。 フォントを変更するには、「Set...」ボタンを押してフォントパネルを表示させ、 使いたいフォントを選びます。

なお、表示に使う画面のサイズによって、表示される実際の文字サイズは 変化しますが、 文字の配置は変化しません。拡大率が変化するだけだと考えて下さい。

変更の後は、パネル右下の「設定」ボタンを押します。

行間隔、文字サイズの各シートごとの指定

インスペクタ・パネルを使って、各シートごとに行間隔、文字サイズの 設定を行うことができます。 インスペクタ・パネルで設定を行わない場合は、設定パネルで指定した 値が使われます。

インスペクタ・パネルの「プレーンテキスト」という枠内の 「行間隔の設定」ボタンをチェックすると、スライダを使って行間隔を設定できます。 同様に、「文字サイズ設定」ボタンをチェックすると、文字サイズを指定できます。 これらの値は、そのシートだけに有効であることに注意して下さい。

背景色と文字色

設定パネルの「背景色」で、シートの背景の色を指定できます。同様に、 「文字色」で、テキストの色を指定できます。
カラーウィル(色を保持する部分)の枠をクリックすると、カラーパネルが表示 され、色を指定することができます。 色を変更したら、パネル右下の「設定」ボタンを押します。

文字の背景色

設定パネルの「文字の背景色」という枠のボタンにチェックがない場合、 テキストの背景は透明で、背景色がそのまま使われます。

ボタンにチェックを入れると、枠の中が利用可能になります。 テキストの背景だけに半透明、あるいは不透明な別の色を指定することができます。 枠内のカラーウィルで色、スライダで透明度が指定できます。

文字の背景色は、背景画像と一緒に使った場合に特に有効です。 いくつかの例を示します。(a)は文字の背景色を白の半透明にしたもの、 (b)は不透明を指定した場合、(c)は赤の半透明で、文字色を白にしています。

(a) (b) (c)
インスペクタ・パネルに「テキスト、EPSの背景を透明にする」という ボタンがあります。これをチェックすると、設定パネルで文字の背景色を 指定していても、そのシートでは背景色は使われません。 この機能は主に、シートの重ね合わせの際に用いられます。