ToyProjector Version 0.3

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画像ファイルを使う

概要

画像ファイルを表示する時に、インスペクタ・パネルを使って様々な オプションを指定することができます。主なものには、 プレゼンテーションの背景画像、画像の大きさ、キャプションの表示など があります。

項目目次


表示できる画像の種類

現在表示できるファイルの種類は次の通りです。

デフォルトの動作

ToyProjectorでは画面中央部分(通常は長さ比で 85%)をメインボックスと 呼びます(下の図を参照)。 シナリオに入れられただけで何のオプションも指定されていない画像ファイルは、 この中に納まるように拡大、あるいは縮小されて表示されます。

インスペクタ・パネル

画像の表示については、さまざまなオプションが指定できます。このためには、 シナリオ用ウィンドウ上部のボタン(図の(C))を押してインスペクタ・パネルを 表示させます。
インスペクタ・パネルを以下に示します。
指定したオプションは文字列として表記され、パネルの左上に表示されます。 同じ文字列が、シナリオ用ウィンドウの「Op」という欄にも表示されます。 同じオプションを異なるシートについても設定したい場合、 いちいちインスペクタから指定するのは面倒です。このような場合、 シナリオ用ウィンドウの上でオプション文字列をコピー&ペーストすれば、 同じオプションを指定したことになります。

背景画像

「背景画像」のボタンにチェックを入れると、その画像は、 背景に表示される画像になります。 指定は別の画像が指定されるまで有効です。

画像を背景に表示する方法には何通りかあります。背景画像の枠内のポップアップ メニューで指定できます。

中央に置く タイル敷きつめ ブロック敷きつめ

画面に合わせる 画面を覆う

サイズの指定

「画像表示」の枠内のポップアップメニューによって、画像が表示される時の サイズについて指定ができます。

タイトル(キャプション)

「画像表示」の枠内のタイトルの指定を「上部」または「下部」に設定すると、 シナリオ用ウィンドウの「タイトル」欄に記述した文字列を画像に対する キャプションとして表示できます。

キャプションを2行以上にしたい場合、「タイトル」欄の入力で Alt+Enter を使って改行を入力できます。

目印

「目印」のポップアップメニューで、「なし」以外の色の指定をすると、 そのシートが表示された時にスクリーン右上に目印となる小さな四角形を 表示させることができます。

プレゼンテーションの時間配分や、他のツールによるデモを行う場合などの 目印として利用して下さい。

重ねて表示

「重ねて表示する」のボタンにチェックを入れると、直前の表示を消さずに、 その上に重ねて表示します。

EPSの背景色

EPS画像で、背景が透明な画像については、背景色を指定することができます。 シナリオ用ウィンドウ上部のボタン(前述の図の(D))で、 設定パネルを開くことができます。 このパネルの中の「EPSの背景」のポップアップメニューで、なし(透明)、 白、文字と同じ、の3つの中から選択できます。 ここでの選択は、現在作成しているシナリオ全体で使われます。

インスペクタ・パネルには、「テキスト、EPSの背景を透明にする」という ボタンがあります。このボタンをチェックすると、設定パネルでの設定に関わらず、 EPS画像の背景を透明として扱います。ここでの指定は、 対応するシートだけで有効です。

作図ツールからEPS画像を作成する

Draw.app や Diagram! のような作図ツールから EPSファイルを作成することが できますので、その方法について簡単に説明しておきます。
  1. 図の用意 …… まず、作図ツールで図を作っておきます。
  2. 選択とコピー …… 全体、あるいは EPSファイルに含めたい範囲を選択し、 コピー(または Command-c)をします。
  3. ペースト …… Terminal上で以下のようなコマンドを入力します。
    pbpaste > zzz.eps
    これで、zzz.epsというEPSファイルができます。
    ToyViewerがインストールしてあるのなら、コピーの後、ToyViewerで 「ペーストボードからオープン」という操作を行えば、コピーした内容が表示 できます。これをファイル名を指定して保存します。
このような方法を使わなくても、EPS画像として保存できる アプリケーションもあります。

また、作画ツール以外でも、表計算の表を EPSとしてコピーできる LQ.app の ようなツールもあります。