シナリオ用ウィンドウから、ファイル選択パネルを開くボタンを押します (下のシナリオ用ウィンドウの図の(E))。 パネルでファイル名を選択して 「追加」ボタンを押すとシナリオに追加できます。
シナリオはファイルの順序を変えたり、追加、削除、あるいは一時的に使わない (スキップ)指定ができます。
ファイル名をダブルクリックすると、そのファイルをオープンできます。
ToyProjector では、まずプレゼンテーション用のテキストや画像を順番に並べた 文書を作成しなければなりません。これをシナリオと呼びます。 シナリオは "toyproj" という拡張子を持つファイルとして保存されます。また、シナリオに含まれるテキストまたは画像のエントリをシートと呼びます。
シナリオは、プレゼンテーションに使うテキストや画像を含むディレクトリと 同じディレクトリか、その上位のディレクトリに作成しなければなりません。 これは、シナリオを含むディレクトリをそのままコピーすれば他のマシンでも 同様にプレゼンテーションができるように考えているためです。シナリオを新たに作成するには、メニューの「ドキュメント / 新規作成...」 をクリックします。 すると最初に、「新規文書を作成」というパネルが出てきますので、 シナリオを作成するディレクトリを選び、新しいファイル名を入力します。 拡張子は自動的に追加されます。
ここで新たに作成することにしたシナリオ用のファイルは、実際の内容を 改めてセーブしない場合、自動的に削除されます。
ファイル選択パネルを表示するためのボタン(上の図(E))を押します。 すると、以下のようなパネルが表示されます。ここに表示されるファイルは、シナリオのファイルを作成したディレクトリと、 そのサブディレクトリに含まれるファイルです。 ここで表示したいファイルを選択し、「追加」ボタンを押すと、ファイル名が シナリオ用ウィンドウに追加されます。![]()
現在表示できるファイルの種類は次の通りです。それぞれの詳細については、 画像を使う、 プレーンテキストを使う、 RTFテキストを使う を参照して下さい。
- 画像ファイル
- OPENSTEPの場合、標準では、tiff, eps
- Mac OS X Serverの場合、さらに、jpeg, gif, pict, bmp, png
- ToyViewerなど、フィルタサービスを提供するプログラムがインストール されている場合、さらに bie(jbig), pcx, pcd, mag など多数。
- RTF および RTFD ファイル
- 通常のテキストファイル
パネルの上部に表示されているディレクトリのアイコンは、選択されている ディレクトリを表しています。このアイコンに対し、ファイルビューアなどから ファイルのアイコンをドラッグすると、そのファイルを選択されている ディレクトリ内にコピーできます。
Command-ドラッグでファイルを移動、Control-ドラッグでリンクを張ることが できます。マウスカーソルの形に注意して下さい。また、ファイルを選択しておいて「削除」ボタンを押すと、そのファイルが 削除されます。(リサイクラに移動されます)
ファイルビューアを使って、ファイルを操作することもできますが、 その場合、ファイル選択パネルの表示を更新する必要があります。 「再表示」ボタンを押すと、現在選択しているファイルを含むディレクトリの 内容が更新されます。
シナリオ用ウィンドウに表示されたシートは、一行、または複数行を選択できます。 行単位で、コピー、ペースト、カット、および削除が可能で、 コピー、ペースト、カットはそれぞれ Command-c, Command-v, Command-x で行うことができます。
削除は、メニューから行うか、またはシナリオ用ウィンドウのボタン(上の図(F)) で行います。この操作は、シナリオからシートを 削除するだけで、ファイルそのものは削除しません。
(一時的に使わないがシナリオからは削除したくない、というファイルには スキップの指定が便利です)また、ある一行をドラッグすることができ、任意の位置に変更することが可能です。
ファイル選択パネルで追加したファイルは、その時に選択されている行の 直後に挿入されます。
シナリオ用ウィンドウに表示されたファイル名、またはファイル選択パネルに 表示されたファイル名をダブルクリックすると、そのファイルをオープンする ことができます。 オープンの時に使われるアプリケーションは、ワークスペースの設定に 従います。これによって、シナリオ内のファイルをすぐその場で変更できます。
シナリオに並んだシートには順番に番号が付けられます。
この部分をダブルクリックすると、数字が "--" という表示に変わります。 もう一度ダブルクリックすると元に戻ります。数字の部分が "--" になっているシートは、プレゼンテーションの時に表示されず、 スキップされます。 シナリオからシートを削除せずに、一時的に使わないということが 指定できるので便利です。
シナリオやファイルに対する編集を繰り返しているうちに、シナリオ内の ファイルの実体がなくなってしまっている、という事態が発生することもあります。シナリオ用ウィンドウのボタン(上の図(G))をクリックすると、その時にシナリオ に並べられているファイルが実際に存在しているかチェックを行います。ただし、 スキップの対象となっているファイルは調べません。
存在しないファイルは、番号の部分が "EE" となります。
シナリオの各行には、タイトル欄とメモ欄があります。タイトルには、そのシートの題名などを書いておきます。ファイル名だけでは 内容が分からなくなりがちですので、主要なシートについては記入しておく ことをお勧めします。また、このタイトルは画像のキャプションとして表示させる ことも可能です(詳細は画像を使うへ)。 それ以外では、プレゼンテーションの時に表示されることはありません。
メモはプレゼンテーションの時に表示されることはありません。 何を書いてもかまいません。
規模の小さいプレゼンテーションでは、シナリオも含めてすべてのファイルを ひとつのディレクトリに保存することができるでしょう。 しかし、規模の大きなプレゼンテーションでは、内容の区切りごとに サブディレクトリを作ってファイルを整理した方が、構成を考えたり、 ストーリーを再構成する時に役立つと思われます。 また、画像専用のサブディレクトリを用意するといった使い方もできます。