ToyProjector では、プレーンテキストをプレゼンテーションにそのまま利用できます。
ここでは、プレーンテキストを利用する際に注意しなければならない点と、 フォント、行間隔、背景色などの設定について説明します。
シナリオ用ウィンドウの上部のボタン(下図の(C))を押すと、 インスペクタ・パネルが表示されます。インスペクタ・パネルは 各シートごとの設定を変更するために使います。インスペクタ・パネルは、 1枚しか開きません。また、ボタン(D)を押すと設定パネルが表示されます。 設定パネル(下図参照)はシナリオ全体に対する設定を行います。 設定パネルはシナリオ用ウィンドウごとに1つ用意されます。![]()
設定を変更した場合、パネル右下の「設定」ボタンを押します。 「設定」ボタンを押す前であれば、「元に戻す」ボタンで変更前の状態に戻せます。
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設定パネルの「プレーンテキスト」という枠の中のスライダで 行間隔と文字サイズが指定できます。 これらを変化させることで、表示される際の1行あたりの文字数、 表示可能な行数も変化します。枠内には、現在使われているフォント名が表示されています。 フォントを変更するには、「Set...」ボタンを押してフォントパネルを表示させ、 使いたいフォントを選びます。
なお、表示に使う画面のサイズによって、表示される実際の文字サイズは 変化しますが、 文字の配置は変化しません。拡大率が変化するだけだと考えて下さい。
変更の後は、パネル右下の「設定」ボタンを押します。
インスペクタ・パネルを使って、各シートごとに行間隔、文字サイズの 設定を行うことができます。 インスペクタ・パネルで設定を行わない場合は、設定パネルで指定した 値が使われます。インスペクタ・パネルの「プレーンテキスト」という枠内の 「行間隔の設定」ボタンをチェックすると、スライダを使って行間隔を設定できます。 同様に、「文字サイズ設定」ボタンをチェックすると、文字サイズを指定できます。 これらの値は、そのシートだけに有効であることに注意して下さい。
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設定パネルの「背景色」で、シートの背景の色を指定できます。同様に、 「文字色」で、テキストの色を指定できます。
カラーウィル(色を保持する部分)の枠をクリックすると、カラーパネルが表示 され、色を指定することができます。 色を変更したら、パネル右下の「設定」ボタンを押します。
設定パネルの「文字の背景色」という枠のボタンにチェックがない場合、 テキストの背景は透明で、背景色がそのまま使われます。ボタンにチェックを入れると、枠の中が利用可能になります。 テキストの背景だけに半透明、あるいは不透明な別の色を指定することができます。 枠内のカラーウィルで色、スライダで透明度が指定できます。
文字の背景色は、背景画像と一緒に使った場合に特に有効です。 いくつかの例を示します。(a)は文字の背景色を白の半透明にしたもの、 (b)は不透明を指定した場合、(c)は赤の半透明で、文字色を白にしています。
(a)インスペクタ・パネルに「テキスト、EPSの背景を透明にする」という ボタンがあります。これをチェックすると、設定パネルで文字の背景色を 指定していても、そのシートでは背景色は使われません。 この機能は主に、シートの重ね合わせの際に用いられます。(b)
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