プリファレンスによる設定について説明します。
また、設定パネル、インスペクタ・パネルによる設定についてもまとめます。
メニューの「案内 / プリファレンス...」をクリックして プリファレンス・パネルを表示できます(下図参照)。![]()
通常、プレゼンテーションはフルスクリーンで行います。 プリファレンス・パネルのスクリーンサイズは「自動」にしておきます。プレゼンテーションの用意はデスクトップで行い、実際のプレゼンテーションは ノートパソコンで行うといった場合、小さめのスクリーンサイズで 表示の様子を確認したいことがあります。 このような場合、スクリーンサイズを指定して、小さめのウィンドウで プレゼンテーションを行うことができます。
ToyProjectorでは画面中央部分をメインボックス(下の図を参照)と呼び、 この範囲にテキストや画像が納まるようにします。 メインボックスは通常は長さ比で 85%ですが、これを変更することができます。![]()
プレゼンテーションの時のカーソル形状を選択できます。
シナリオにファイルを追加する時のファイル選択パネルでは、 先頭に '.' の付くファイル名は表示しません。 このようなファイルもすべて表示させたい場合は、 「先頭が '.' のファイルも表示する」というボタンをチェックします。
シナリオ用ウィンドウ上部のボタン(図の(D))を押すと設定パネルが表示できます。設定パネルは(下図参照)シナリオ全体に対する設定を行います。 設定パネルはシナリオ用ウィンドウごとに1つ用意されます。![]()
設定を変更した場合、パネル右下の「設定」ボタンを押します。 「設定」ボタンを押す前であれば、「元に戻す」ボタンで変更前の状態に戻せます。
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ToyProjectorは、設定パネルに表示される内容については既定値を保持しています。既定値をシナリオの設定に使いたい場合、ボタン「既定値を使う」を押し、 値を確認して(必要なら変更を加えて)「設定ボタン」を押します。
あるシナリオの設定をシステムの新しい既定値として保存したい場合には、 ボタン「既定値としてセーブ」を押します。
設定パネルの「背景色」で、シートの背景の色を指定できます。同様に、 「文字色」で、テキストの色を指定できます。
カラーウィル(色を保持する部分)の枠をクリックすると、カラーパネルが表示 され、色を指定することができます。 色を変更したら、パネル右下の「設定」ボタンを押します。
[参照:プレーンテキストを使う:背景色と文字色]
「文字の背景色」という枠のボタンにチェックがない場合、 テキストの背景は透明で、背景色がそのまま使われます。ボタンにチェックを入れると、枠の中が利用可能になります。 テキストの背景だけに半透明、あるいは不透明な別の色を指定することができます。 枠内のカラーウィルで色、スライダで透明度が指定できます。
[参照:プレーンテキストを使う:文字の背景色]
EPS画像で、背景が透明な画像については、背景色を指定することができます。 「EPSの背景」のポップアップメニューで、なし(透明)、 白、文字と同じ、の3つの中から選択できます。
[参照:画像ファイルを使う:EPSの背景色]
「プレーンテキスト」という枠の中のスライダで、 プレーンテキストの表示に使われる行間隔と文字サイズが指定できます。 これらを変化させることで、表示される際の1行あたりの文字数、 表示可能な行数も変化します。枠内には、現在使われているフォント名が表示されています。 フォントを変更するには、「Set...」ボタンを押してフォントパネルを表示させ、 使いたいフォントを選びます。
なお、表示に使う画面のサイズによって、表示される実際の文字サイズは 変化しますが、 文字の配置は変化しません。拡大率が変化するだけだと考えて下さい。
[参照:プレーンテキストを使う:行間隔、文字サイズ、フォントの指定]
シナリオ用ウィンドウ上部のボタン(図の(C))を押すと インスペクタ・パネルが表示できます。インスペクタ・パネルは各シートごとの設定を変更するために使います。 インスペクタ・パネルは1枚しか開きません。
指定したオプションは文字列として表記され、パネルの左上に表示されます。 同じ文字列が、シナリオ用ウィンドウの「Op」という欄にも表示されます。 同じオプションを異なるシートについても設定したい場合、 いちいちインスペクタから指定するのは面倒です。このような場合、 シナリオ用ウィンドウの上でオプション文字列をコピー&ペーストすれば、 同じオプションを指定したことになります。![]()
画像ファイルの属性として設定します。 「背景画像」のボタンにチェックを入れると、その画像は、 背景に表示される画像になります。 指定は別の画像が指定されるまで有効です。画像を背景に表示する方法には何通りかあります。背景画像の枠内のポップアップ メニューで指定できます。
[参照:画像ファイルを使う:背景画像]
「重ねて表示する」のボタンにチェックを入れると、直前の表示を消さずに、 その上に重ねて表示します。
「目印」のポップアップメニューで、「なし」以外の色の指定をすると、 そのシートが表示された時にスクリーン右上に目印となる小さな四角形を 表示させることができます。プレゼンテーションの時間配分や、他のツールによるデモを行う場合などの 目印として利用して下さい。
「画像表示」の枠内のポップアップメニューによって、画像が表示される時の サイズについて指定ができます。
- 自動 ……………… メインボックス内に納まるように拡大・縮小します。
- 整数倍 …………… 「自動」と同様ですが、倍率が整数倍になるようにします。
- 画面に合わせる … 画像全体が画面に納まるように拡大・縮小します
- 画面を覆う ……… 画面が画像でいっぱいになるように拡大・縮小します
- 等倍 ……………… 元の画像の大きさで表示します
- 2倍 ……………… 元の画像の大きさの2倍で表示します
- 3倍 ……………… 元の画像の大きさの3倍で表示します
- 4倍 ……………… 元の画像の大きさの4倍で表示します
「画像表示」の枠内のタイトルの指定を「上部」または「下部」に設定すると、 シナリオ用ウィンドウの「タイトル」欄に記述した文字列を画像に対する キャプションとして表示できます。キャプションを2行以上にしたい場合、「タイトル」欄の入力で Alt+Enter を使って改行を入力できます。
プレーンテキストの表示において、各シートごとに行間隔、文字サイズの 設定を行うことができます。 インスペクタ・パネルで設定を行わない場合は、設定パネルで指定した 値が使われます。「プレーンテキスト」という枠内の 「行間隔の設定」ボタンをチェックすると、スライダを使って行間隔を設定できます。 同様に、「文字サイズ設定」ボタンをチェックすると、文字サイズを指定できます。
RTFテキストでは、文書の中で部分的に色を使用することができます。 しかしToyProjectorでは、通常、設定パネルで指定した文字色が RTFテキスト全体の色として使用されます。
RTFテキスト自体の中で指定している色を利用したい場合、 「RTFテキスト自体の色を使用する」というボタンに チェックを入れます。
[参照:RTFテキストを使う:背景色と文字色]
「テキスト、EPSの背景を透明にする」というボタンをチェックすると、 設定パネルで文字の背景色、EPSの背景色を指定していても、 そのシートでは背景色は使われません。 この機能は主に、シートの重ね合わせの際に用いられます。
[参照:設定パネル:文字の背景色]
[参照:設定パネル:EPSの背景]