XML+XSL Standard Edition テンプレートに含まれる document.xsl ファイルには、XML+CSS テンプレートに含まれる document.css ファイルと類似した CSS 情報が含まれています。さらに、XSL 変換 (XSLT) も含まれています。XSL は、XSLT を使って情報を 1 つのマークアップ言語から別のマークアップ言語 (ここでは XML から HTML) に変換します。document.xsl ファイルの変換情報を使用すると、ブラウザや他のデバイスが XML を表示する方法を完全に制御できます。
document.xsl ファイルは、プロジェクトのサポート ディレクトリに含まれており、プロジェクトを生成するときに、このファイルも出力ディレクトリにコピーされます。XSL ファイルは、次のように XML ファイルの一番最初に参照されます。
<?xml-stylesheet> は、XSL ファイルを指定する唯一のタグです。ただし、XML ソース全体に、XSL ファイルのコンポーネントを参照する次のような XML コードが表示されます。
CLASS 属性は、Body と呼ばれる段落スタイルを参照します。XSL ファイルの最初のセクションは、XML+CSS Standard Edition テンプレートにある個々の段落スタイルを定義します。これにはドキュメントのデフォルトも含まれます。例を示します。
<STYLE> a:active { color: #0000CC} a:hoover { color: #CC0033} a:link { color: #3366CC} a:visited { color: #9999CC} { font-size: 0px; font-family: Verdana, Arial, Helvetica, sans-serif; } .Body { color: #000000; font-size: 12px; font-style: normal; font-weight: normal; margin-left: 0em; margin-top: 0.5em; margin-bottom: 0.5em; text-align: left; text-indent: 0em; text-decoration: none; white-space: normal } ... .TOC5 { color: #000000; font-size: 10px; font-style: normal; font-weight: normal; margin-left: 10em; margin-top: 0em; margin-bottom: 0em; text-align: left; text-indent: 0em; text-decoration: none; white-space: normal } </STYLE>
上のコードが示すように、Body スタイルは、12 ポイントのフォント サイズ、000000 カラー (黒)、強調表示をしないフォント、および前の段落 (またはタグ) から全角スペースの半分のマージンをとるように定義されています。Body に関するこれらの設定のいずれかを XSL ファイルで変更すると、CLASS=Body
の設定を使用するすべてのエンティティが自動的に変更されます。