FrameMaker のブレット付きまたは自動番号付き段落は、通常 HTML の番号なしリストまたは番号付きリストに変換されます。Portable HTML Standard Edition テンプレートには、HTML リストを作成する SmartList1 から SmartList4 までの 4 つの段落スタイルが含まれています。SmartList1 は第 1 レベルのリスト、SmartList2 は第 2 レベルのリスト、以下同様です。出力で HTML リストを作成するには、FrameMaker のブレット付きリストと番号付きリストの段落タグを適切な SmartList スタイルにマッピングします。
SmartList スタイルは、FrameMaker 段落スタイルを分析して、出力をブレット付き (番号なし) リストにするか番号付きリスト (各種番号形式) にするかを決定する文字どおり「スマート」なスタイルです。
HTML のブレット付きリストと番号付きリストの取り扱い方法は FrameMaker とは異なるので、FrameMaker のリスト項目を HTML へ正確に変換するのは非常に困難です。FrameMaker のリストの番号付けは、段落で定義されている自動番号に基づきます。一方 HTML では、リスト内での項目の位置によってリスト番号が決定します。
番号付き HTML リストは以下のように表記します。
番号付けは、<OL> エレメント内の <LI> エレメントの位置によって計算されます。ただし、FrameMaker ファイルの番号付き項目は連続していないことがよくあります。たとえば、以下のようなテキストがあるとします。
FrameMaker でこれを作成するのは簡単です。自動番号を S:<n=1> とした Step1 タグ、自動番号を S:<n+> とした Step2+ タグ、自動番号を "Note:" とした Note タグを作成します。各項目を HTML に変換するには、Step1 と Step2+ を SmartList1 に、 Note を Body にマッピングします。一方、HTML では次のようになります。
<OL> <LI>Do this. <LI>Do this. </OL> <P>Note: Don't forget this.</P> <OL> <LI>Do some more stuff. </OL>
これをブラウザで見ると、次のように表示されます。
最初と 2 番目のステップ番号は正しく振られていますが、3 番目のステップ番号は "1" にリセットされています。
これを防ぐ方法は 2 つあります。